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経理代行を依頼するメリットとデメリット|料金相場と委託のタイミング

経理業務で手が止まっていませんか?

個人事業主や中小企業の経営者にとって、売上を上げることが最優先。
しかしその裏で、多くの方が悩まされているのが「経理業務の負担」です。

  • 領収書や請求書が山積み

  • 会計ソフトの入力が追いつかない

  • 決算や確定申告が毎年ギリギリ

こうした悩みを持つ事業者の間で近年注目されているのが、「経理代行」の活用です。
ただし、「費用がかかるのでは?」「他人に任せて大丈夫?」という不安の声も少なくありません。

この記事では、経理代行を依頼するメリット・デメリット、料金相場、そして“任せ時”の見極め方を徹底的に解説します。


「経理くらい自分で」と思っていませんか?

事業の立ち上げ期や小規模経営では、経理をすべて自分でこなしている方も多いはず。
しかし、その「経理の自己対応」には次のような落とし穴が潜んでいます。

よくある状況 起きやすい問題
レシートの入力が後回し 記帳漏れ・仕訳ミス・確定申告遅延
申告直前に慌てて処理 適切な節税対策が間に合わない
経理に時間が取られる 本業に集中できず、売上が伸びない
会計・税務の知識不足 経費計上ミス・税務調査での指摘リスク

こうした問題は、“経理に詳しくない人が無理して自己対応する”ことが原因です。


経理代行は“経営の生産性を上げる投資”

経理代行の活用は、「経理を手放す」のではなく、「経営に集中するための戦略的な判断」です。
とくに以下のような方には大きなメリットがあります。

経理代行を検討すべき人

  • 毎月の入力や仕訳に追われている

  • 税理士と連携がうまくいっていない

  • 会計ソフトの操作に慣れない

  • 決算前に毎年バタバタしてしまう

  • 将来的に法人化や資金調達を考えている

得られる効果

  • 専門家のチェックでミスが激減

  • 節税や補助金申請にも強くなる

  • 作業時間を大幅削減 → 本業に専念

  • 社内の人件費と比べてコストパフォーマンス良好

なぜ今、経理を外注するべきなのか?

理由1:本業に専念できる時間を確保できるから

経理は「売上を直接生まない業務」でありながら、ミスが許されない重要な作業です。

たとえば、毎月10時間以上を経理に費やしている個人事業主がいたとすれば、
その10時間を本業(営業・商品づくり・サービス提供など)に充てることで、数万円〜数十万円の売上アップが見込める可能性があります。

✅ 経理代行は「コスト」ではなく「時間を買う投資」と捉えるのが正解です。


理由2:経理ミス・税務リスクを軽減できる

経理業務で特に起こりやすいミスは以下のようなものです。

ミスの種類 具体例 リスク
記帳ミス 消費税区分の誤り、仕訳科目の誤分類 税務署からの修正指摘・追徴課税
経費漏れ 領収書紛失、按分忘れ 本来節税できた金額を損失
締切忘れ 消費税申告・法定調書の提出忘れ 延滞税や加算税の対象に

経理代行では、こうしたミスを専門家が事前にチェックし、制度改正にも対応した正確な処理が期待できます。


理由3:法令対応・制度変化に強くなる

2023年のインボイス制度開始、2024年の電子帳簿保存法の改正など、
ここ数年で中小企業や個人事業主にも高度な法令対応が求められるようになりました。

経理代行業者の多くは、

  • インボイス対応済の記帳ルール

  • 電子帳簿保存対応の運用ルール

  • freeeやマネーフォワードなどのクラウド会計対応

に精通しており、最新の制度にも即応した処理が可能です。


理由4:社内に経理担当を置くよりもコスパが良いケースが多い

方法 月額費用の目安 メリット デメリット
自社雇用(正社員) 20万〜30万円以上 常駐で対応可能 給与+社会保険+教育コスト
経理代行 2万〜10万円程度 スキル即戦力/柔軟対応 社内に常駐しない

☑︎「週1日だけ」「記帳だけ」など柔軟な対応ができるのも、代行の大きな強みです。

経理代行の活用シーンと料金相場のリアル

経理代行で依頼できる業務一覧

経理代行といっても、その対応範囲は業者によってさまざまです。以下に、主な業務と概要をまとめます。

業務内容 概要 備考
記帳代行 領収書・通帳の内容を会計ソフトに入力 月額2万〜
給与計算 給与明細作成・振込一覧作成など 社員数に応じて変動
請求書発行 発行・郵送・データ送信 1通あたり数百円〜
支払代行 取引先への銀行振込・仕訳連携 インターネットバンキング連携あり
領収書・証憑管理 電子保存、整理、スキャン 電帳法対応含む

「自分でやると地味に面倒」「ミスが怖い」業務こそ代行に向いています。


ケーススタディ1|個人事業主(年商800万円・サービス業)

  • 依頼内容:記帳代行・請求書発行・領収書スキャン

  • 料金相場:月額3万円(税抜)

  • 効果:事務作業の時間が月15時間→3時間に短縮。副業時間が確保できて売上もUP。


ケーススタディ2|小規模法人(社員5名・製造業)

  • 依頼内容:給与計算・振込代行・記帳・源泉徴収票作成

  • 料金相場:月額5.5万円+年末調整3万円(スポット)

  • 効果:社内経理担当を雇うよりも、コストが半分以下に。正確性・スピードもUP。


経理代行の料金相場(目安)

依頼内容 月額料金の目安(税抜)
記帳代行(100仕訳まで) 10,000〜20,000円
給与計算(10名まで) 10,000〜25,000円
振込代行(10件程度) 5,000〜15,000円
請求書発行 5,000〜10,000円
年末調整(スポット) 20,000〜50,000円

※実際は地域・業種・依頼ボリュームによって変動します。


注意点:料金の見積もり方法とチェックポイント

依頼前には必ず以下の点を確認しましょう。

  • ☑︎ 月間仕訳数(ボリュームで料金変動あり)

  • ☑︎ 使用する会計ソフト(freee、弥生など)

  • ☑︎ データの渡し方(PDF/紙/クラウド共有)

  • ☑︎ 年末調整や法定調書の対応有無

💡「経理業務をすべて任せたい」場合は、会計事務所系の代行がトータルサポートに強くおすすめです。

経理代行をうまく活用するためのステップ

1. 経理代行を検討すべきタイミングとは?

以下のような状況に該当する場合、経理代行の導入を検討する価値があります。

状況 経理代行導入のサイン
経理が本業の足を引っ張っている 「営業に集中できない」「残業ばかり」
ミスが増えて税務署の調査が不安 領収書の紛失、記帳ミスが頻発
人件費を抑えて経理担当を確保したい 正社員採用コストが高すぎる
年末・年度末の業務がパンクする 年末調整・決算期に慌てる状態

2. 経理代行業者の選び方【失敗しない5つのチェックポイント】

チェック項目 理由
対応業務の範囲 記帳だけ or 請求書・給与計算も?
税理士や社労士との連携 ワンストップで対応できるか
使用ソフトとの相性 freee、マネーフォワードなどの対応状況
コミュニケーションのしやすさ 担当者の対応スピードと質
料金体系の明確さ 追加料金の有無、見積もりの透明性

💡**「何をどこまで任せるか」を明確にすることが、選定成功のカギです。**


3. スムーズに依頼を始めるための準備

✅ 導入前にやっておくべき3ステップ

  1. 自社の現状を整理する
     ・経理担当の有無
     ・仕訳数や業務量の把握
     ・過去の帳簿や証憑の整理

  2. 必要な業務と希望範囲を明文化する
     ・「記帳と給与計算を外注したい」など目的を明確に

  3. クラウド環境の整備
     ・Google DriveやDropbox、freee会計連携などがあると◎


4. 契約前後の注意点

契約前 契約後
契約書に範囲・金額・責任範囲を明記する 業務の進捗状況を月1で報告してもらう
スポット利用と継続契約の違いを把握する クラウドやチャットツールでやりとりを効率化
セキュリティ体制の確認(マイナンバー含む) 機密保持契約(NDA)の締結も検討

経理代行を活用して事業の成長を支える

経理代行は単なる「外注」ではなく、経営のパートナーです。

  • ✅ 自分の強みに集中できる時間が増える

  • ✅ 専門家に任せることで、ミスや漏れを回避できる

  • ✅ 長期的にはコスト削減にもつながる

「忙しいけど誰にも頼めない…」という悩みを抱えている方は、まずは無料相談やお試し導入から始めてみましょう。

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